「プログラミング学習をはじめたいけど何からやればいいの?」
そんな疑問に対して、初心者がどうやって勉強すればいいかわかるようになる記事です。
本記事をさいごまで読んでいただくと、上記の内容がすべて解消できます。
あせって学習し始めても理想の結果にならないので、さいごまでしっかり読んで理解した上で勉強をはじめましょう。
最初に少しだけ自己紹介すると、僕自身はエンジニア歴10年以上の現役エンジニアです。
現在はフリーランスエンジニアとしてシステム開発をしています。
本記事ではプログラミング学習の先輩として、プログラミング初心者が何からやればいいのかについてわかりやすく解説していきます。
ポイント
初心者がプログラミングスキルをなるべく早く、確実に身に付けたいならプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
身銭を切って学習に取り組むので、挫折もしにくいし最短でスキルも身につきますよ。
どんなプログラミングスクールを選べばいいか困ったら、こちらから選んでみてください。
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プログラミング初心者は何から始めればいいの?【5ステップで解説】
プログラミング初心者は何から始めればいいのかを簡単5ステップで解説していきます。
1.プログラミングを勉強する目的・目標を決める
まず最初にやったほうがいいのは『プログラミングを勉強する目的・目標を決める』ということです。
「ただなんとなくカッコいいから」
「親にやれって言われたから」
そんな理由でもダメなわけでもないです。
ただ、目的や目標が明確だとやるべきことや期限も明確になることは事実。
なるべくなら決めた状態で学習を始めるのがいいでしょう。
エンジニア転職のため?副業のため?
プログラミング学習を始める目的の代表例は『エンジニア転職』と『副業』です。
システムエンジニアとして就職・転職するため、あるいはWeb制作副業で月5万程度の収入を得るためといった目的ではじめる人は多いです。
どちらにせよやることは大差ありませんが、先を見据えた状態でやるというのが大事なことです。
どれくらいの期間で習得したい?
目的を決めたら目標を決めましょう。
目標とはつまり、目的を達成するために必要な途中経過を数字で設定するものです。
あなたはプログラミングをどれくらいの期間で習得したいのでしょうか?
3年後までに身に付けたいのか、3ヶ月後までに身に付けたいのか、この違いは大きいですよね。
期限を決めることで週に何時間勉強したらいいのかわかりますし、1日何時間勉強するかも決まります。
最初はざっくりでかまわないので、どれくらいの期間で習得したいかをイメージしておきましょう。
どれくらい稼げるようになりたい?
プログラミングができるようになりたい人の多くは、今よりも稼ぎたいと思ってる人が多数でしょう。
では具体的にどれくらい稼ぎたいでしょうか?
- 30歳までに年収800万円稼ぎたい
- 35歳までに年収1000万円稼ぎたい
このように、できるだけ具体的な収入をイメージしましょう。
エンジニアは他業種と比べて給与水準が高い傾向にあるので、日本人の平均年収436万円以上を狙うことはけっこう簡単ですよ。
『マイナビ転職』の職種別年収ランキングによると、ITエンジニアに分類される職種は上位20位までに複数ランクインされています。
ITエンジニアは無資格でも就ける職業なのでかなり狙い目ですよね。
2.パソコン、通信環境を用意する【スマホだけの学習はNG】
プログラミングを勉強する目的・目標を決めたら、パソコンと通信環境を用意しましょう。
よくある疑問として「スマホで勉強はできないの?」というものがありますが、結論から言うとおすすめしません。
なぜなら実際の開発案件はパソコンで作業することがほとんどだから。
テキストを学ぶだけならスマホだけでもできますが、実際のWeb制作やアプリ開発ではパソコンは必須です。
プログラミング学習にとってのパソコンは、野球においてのバットやグローブと同義。
何十万もする超ハイスペックなものでなくていいので用意するようにしましょう。
Windows、Macどっちがいい?
パソコンは大きく分けてWindowsPCとMacPCに分かれます。
どっちがいいかと悩む方もいると思いますが、正直どっちでも大丈夫です。
例えば有名どころのプログラミング言語であるJava、PHP、RubyなんかはWindow・Macどちらでも開発可能ですよ。
ただし、Windowsとの相性がいい言語、Macとの相性がいい言語もあるので注意が必要です。
Microsoft社の開発した.NET系言語はWindowsのほうが相性がいいし、VRやゲーム開発に携わりたい場合もWindowsにしたほうがいいでしょう。
一方でApple社が開発したSwiftやObjective-CなんかはMacでしか使用できません。
学びたい言語が決まっている場合は、WindowsとMacどちらを選ぶべきか調べてから購入するようにしてください。
デスクトップPC、ノートPCどっちがいい?
デスクトップPCとは、ディスプレイ・パソコン本体・キーボードなどの各機器が独立しているパソコンのことです。
一方でノートPCとは各機器が一体化してるパソコンのことを指します。
どちらでもプログラミング学習はできますが、初心者の場合はノートPCを選んでおけば間違いないでしょう。
持ち運びできた方がいつでもどこでも好きなタイミングで学習ができますし、最近のノートPCはデスクトップ顔負けのスペックのものも多くなってます。
とんでもなく重い処理をする用途がない限りは、ノートPCのほうがメリットは多いですよ。
スペックは高くないとダメ?
パソコンと一口にいっても、その性能(スペック)は多種多様です。
スペックが高ければその分同時にいろんな処理ができたり、動作が早かったり、メリットはたくさんあります。
しかしその分料金も高くなってくるので、以下の条件を満たすものを選びましょう。
- プログラミング学習に必要な最低限のスペック
- 予算内の料金
プログラミング学習に必要な最低限のスペックは、下記を目安にしてみてください。
この要件を満たすパソコンであれば初心者のプログラミング学習には問題ありません。
CPU | Core i5 以上 |
---|---|
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | 256GB 以上 (SSD) |
通信環境は何がいい?どんな種類があるの?
インターネットにつなぐための通信環境ですが、プログラミング初心者の方はそんなにこだわる必要はありません。
マンションに備え付けのネット環境があればそれを利用すればいいですし、持ち運びをしたければモバイルWi-Fiの契約をしましょう。
ちなみに通信環境は以下のようないくつかの種類に分かれます。
通信環境の種類
- 光回線
- モバイルWiFi
- ケーブルテレビ
高速で安定した通信を求めるのであれば光回線を契約したほうがいいでしょう。
しかし、先ほども伝えた通りプログラミング初心者の方の学習環境として使う分にはどれでも大丈夫です。
筆者も自宅ではマンションのネット回線を使って、外出時用にモバイルWi-Fiを契約していますが全然支障ないですよ。
3.プログラミング言語を決める
次にやるべきは『プログラミング言語を決める』ことです。
パソコン選びの項目でも少し話をしましたが、勉強するプログラミング言語によって得意なことやできることが違います。
ここからは、用途別にいくつかプログラミング言語を紹介していきますね。
ちなみにHTML、CSS、JavaScriptあたりはどんな目的の人でも基本程度は覚えておくことをおすすめします。
Webエンジニアになりたい人
Webエンジニアを目指す方は、PHPを学習しましょう。
Webはけっこう幅が広くて、RubyやJava、C#あたりでも開発可能ですが、選べない場合はPHPをやっておけば間違いないです。
本サイト(さかこじぶろぐ)のようなブログ形式のサイト、企業のホームページ制作などできるようになりたければ、WordPressを使ってPHPをマスターすれば実現可能ですよ。
AIエンジニアになりたい人
AIエンジニアを目指す方は、Pythonを勉強しましょう。
Pythonはデータ分析や機械学習をするためのライブラリが充実しており、AI技術との相性がよいプログラミング言語です。
AI分野は今後特に伸びることが予想されていますので、将来的に役立つスキルを身に付けたい人におすすめです。
ゲームエンジニアになりたい人
ゲームエンジニアになりたい人は、C#(Unity)を勉強しましょう。
Unityとはゲーム開発するためのプラットフォームです。
ポケモンGOやスーパーマリオランといった超有名ゲーム作りもUnityを使ってC#で開発されてます。
ゲーム作りがしたい方はC#を学んでおけば間違いないですよ。
4.独学で学ぶかプログラミングスクールに通うか決める
学ぶプログラミング言語が決まったら、どうやって学ぶかを決めましょう。
学習の方法は主に以下2つです。
プログラミング言語の学び方
- 独学で学ぶ
- プログラミングスクールに通って学ぶ
それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、ご自身の目標や学習スタイルに沿って決めるようにしましょう。
独学で学ぶ場合のメリット・デメリット
独学で学んだ場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
独学のメリット
- お金がかからない
- 自分のペースで学習できる
- 自分で解決する力がつく
独学のデメリット
- わからないことを質問できる人がいない
- スキルが身につかない可能性が高くなる
- 誰も見てないのでサボりやすくなりがち
プログラミングスクールで学ぶ場合のメリット・デメリット
プログラミングスクールで学んだ場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
スクールのメリット
- 質問できる環境が整っている
- 最短でスキル習得が目指せる
- 客観的にスキルが身についてるかが把握できる
スクールのデメリット
- 安くても数万円~数十万円ほどの料金がかかる
- 教えてもらえる期間が決まっている
- 講師頼りになってしまう可能性がある
どちらにせよメリットもデメリットもありますし、どんな環境でもやる人はやるというのが現実です。
大事なのはプログラミング学習にどれだけ本気になっているか。
とはいえ個人的な意見をお伝えすると、お金はかかりますがプログラミングスクールに通うのをおすすめします。
消して安くないお金をかけて学習に取り組むので、良い意味で自分を追い込むことができますよ。
どんなプログラミングスクールを選べばいいか困ったら、こちらから選んでみてください。
メモ
プログラミングが自分に合ってるかどうか確認するために、Progateをやっているのもアリです。
無料プランだけでも基本的なプログラミング学習ができるので、イメージがつかみやすいですよ。
5.プログラミングの勉強をはじめる
準備が整ったらプログラミングの勉強をはじめましょう。
学習開始したら気合と根性で継続あるのみです(笑)
現役エンジニアである筆者の経験上、ざっくりとですが学習時間の目安もお伝えしておきますね。
- 基本構文を覚えるなど、基礎的な内容をマスターするだけであれば50~100時間程度
- 講師や上級エンジニアのサポートありで実務を進められるレベルになるためには100~300時間程度
- ほぼ誰の手も借りずにひとりで開発を進められるレベルになるためには500~1000時間程度
以上が学習時間の目安になります。
もちろん提示した時間よりも短い時間でレベルを上げられる人もいれば、逆に時間がかかってしまう人もいます。
どれだけの意気込みで学習に取り組むのか、どれだけ短期間に集中して学ぶのか、などによって結果は大きく変わってきますよ。
【初心者向け】プログラミング言語の学び方3つのポイント
ここからは、初心者の方向けにプログラミング言語の学び方をお伝えしていきます。
3つのポイントでわかりやすく解説していきますね。
1.基本構文はサクッと勉強する
最初のポイントは、基本構文はサクッと勉強するということです。
基本構文とは以下のようなものを指します。
- 条件分岐(if/switch文)
- 繰り返し(for/while文)
どのプログラミング言語を学ぶとしても、基本構文はほぼ同じような書き方かなーと思います。
日本語や英語でいうところの文法に近いイメージですかね。
文法を覚えることはもちろん大切なんですが、これは使っているうちにだんだんと身についてくるものだったりしますよね。
「こんな書き方があるんだな」程度に覚えとけば全然大丈夫です。
あとから復習するタイミングは否が応でも訪れるので、最初から基本構文の学習に時間をかけ過ぎないことがポイントといえるでしょう。
ちなみに、プログラミングの基本は総務省統計局でもまとめられていました。
ポイント
基本構文に関して、こちらの記事で詳しく解説しています。
書き方やルールをサクッと学べるので是非ご覧ください。
プログラミングの基本構文を解説|書き方やルールを現役エンジニアが紹介
基本構文の中でも変数について詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
2.とにかく動くものを作ってみる
2つ目のポイントは、とにかく動くものを作ってみるということです。
画面上に「Hello World!」と表示されるだけでも構いません。
複雑な条件分岐をいきなり入れる必要はないので、なるべくかんたんなものを作ってみましょう。
ただのアルファベットの羅列だったものが、ビジュアルとして見える状態になるだけでも達成感があります。
小さな達成感を積み重ねること、これがプログラミング学習を挫折しにくくするコツです。
動くものができた後に、データベースからデータを取得してみたり高度な処理を少しずつ組み込んでいきましょう。
こうすることで結果的に高度で複雑な処理も実装することができますよ。
3.つまづいたときはエラーメッセージでググる
3つ目のポイントは、つまづいたときはエラーメッセージでググるということです。
メモ
「ググる」とはGoogleで検索することを指します。
プログラミング学習をするなかで、思い通りにプログラムが動かない場面というのは必ず遭遇します。
初心者の場合特に、エラーでつまづいてしまうとどこをどう直したらいいのかがわからなくなってしまいますよね。
そんな時は、出てきたエラーメッセージをコピーしてGoogleの検索ボックスにそのままペースト。
エラーメッセージでググってみると、上図のようにエラーメッセージに関連する検索結果が複数件ヒットします。
上から順にみていくと、だいたいの問題はどうしたら解決するのかわかりますよ。
プログラミングスクールの講師に質問できる場合も、自分なりに解決しようとすると短期間でスキル習得できます。
プログラミング初心者が抱くよくある疑問
ここからは、プログラミング初心者が抱くよくある疑問に対して回答していきます。
独学でも簡単に勉強できるの?
独学でもプログラミング習得は可能です。
YouTubeや参考書を使って勉強する人は実際にいますし、自己管理ができる人であれば副業で稼ぐことは十分可能でしょう。
ただし、誰でも簡単にうまくいくわけではありません。
ノルマや期限を自分で設定して、継続して勉強できる人であれば独学も選択肢に入れてOKです。
どれくらいの期間で習得できるの?
プログラミング習得といっても目指しているレベルはさまざまです。
- 基本構文を覚えるなど、基礎的な内容をマスターするだけであれば50~100時間程度
- 講師や上級エンジニアのサポートありで実務を進められるレベルになるためには100~300時間程度
- ほぼ誰の手も借りずにひとりで開発を進められるレベルになるためには500~1000時間程度
例えば平日は仕事終わりに1日1時間、土日は1日5時間勉強に充てると週15時間の勉強時間になります。
このペースで1ヶ月(4週間)勉強すれば60時間、3ヶ月(12週間)勉強すれば180時間です。
1日のどれくらいを勉強時間に充てられるかによって期間は変わってきます。
あなたの決めた目的・目標から逆算して、必要な期間を割り出すようにしてみてください。
どのくらいできるようになったら稼げるの?
プログラミング習得レベルは数字で測れません。
稼ぎたい方は、客観的に見ることができる成果物(ポートフォリオ)を作成しましょう。
ポートフォリオが充実すると、エンジニア転職の採用面接官や副業案件のクライアントへのアピールになります。
「こういうWebサイトが作れます」
「こんなWebアプリを作りました」
実務経験が少ない人は、こんな感じでポートフォリオを増やすことに注力してみてください。
まとめ【目的を明確にしてからプログラミングを勉強しよう】
今回は、『プログラミング初心者は何からやればいい?|現役エンジニアが徹底解説』というテーマで話していきました。
プログラミング初心者がどんな流れで学習するといいのか理解できたでしょうか。
最後に流れを以下にまとめておきます。
プログラミング学習の流れ
- プログラミングを勉強する目的・目標を決める
- パソコンを用意する【スマホだけの学習はNG】
- プログラミング言語を決める
- 独学で学ぶかプログラミングスクールに通うか決める
- プログラミングの勉強をはじめる
闇雲に勉強を始めるのではなく、流れに沿って進めるとムダなく効率的にスキル習得できます。
プログラミング初心者がエンジニアになったり副業で稼ぐのは決してかんたんではありません。
しかし、しっかり勉強を継続すれば確実にできることは増えていきますよ。
「プログラミング学習をはじめたいけど何からやればいいの?」
「初心者がプログラミングを学ぶときのポイントが知りたい」
そんな方の参考になっていたら幸いです。
ポイント
初心者がプログラミングスキルをなるべく早く、確実に身につけたいならプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
身銭を切って学習に取り組むので、挫折もしにくいし最短でスキルも身につきますよ。
どんなプログラミングスクールを選べばいいか困ったら、おすすめは『テックアカデミー』です。
「エンジニア転職」「副業」などどんな目的の方にもピッタリなコースがあるので、まずは無料相談から始めましょう。
本記事は以上となります。