そんな疑問に回答します。
本記事でわかることは以下の通りです。
- エンジニアにタイピング速度は必要?
- タイピングよりも必要なたった2つの能力
本記事を書いている僕はこんな人です。
筆者の経歴
- 大学では機械工学専攻で、社会人1年目未経験からシステムエンジニアとして就職。
- 新卒正社員で入社した1社目に約7年勤務。
- 8年目から独立してフリーランスエンジニアになる。
- 2021年7月でフリーランスエンジニア歴5年以上。
本記事を書いている僕は、システムエンジニアになって12年も経ちますが、いまだに完璧にブラインドタッチができません。
全然自慢することではないのですが、それでもふつうに仕事をすることができています。
ブラインドタッチできないので当たり前ですが、タイピング速度もそんなに早いほうではないです。
打ち間違えもしばしばするので、客観的に見てタイピングスキルは正直中の上(とはいえ一応仕事としてやっているので中よりは高くさせてもらいましたw)程度でしょう。
そんな僕が思うタイピングについて書いていきます。
ポイント
Table of Contents
【悲報】エンジニアだけどタイピングに自信ない【それでもSE歴10年以上】
いきなり核心に迫っていきます。
そもそもエンジニアにタイピング速度は必要なのでしょうか?
タイピング速度は不要!ただし条件があります
僕が12年間の経験で感じることは、エンジニアにタイピング速度は不要ということです。
もちろんブラインドタッチもできる必要はありません。
僕が以前働いていた会社でも、タイピング速度が速い人はたくさんいました。
しかし、タイピング速度と仕事ができるかどうかはまったく別の次元の話です。
タイピングが遅くても仕事ができていれば、むしろタイピング早くて仕事ができない人よりも評価を上げることだってできちゃいます。
ここからは、タイピング速度に自信がない人が、どんな能力を伸ばしていけば仕事ができるようになるかについて話していきます。
タイピングよりも身に付けるべき2つの能力
1.問題解決能力
タイピング能力よりも大事な力として、まず第一に挙げたいのが『問題解決能力』です。
問題解決能力といってもちょっと抽象的ですよね。
具体的にどんな力なのかを説明していきます。
例えばあなたがエンジニアとして、プログラミングをしていたとします。
当たり前ですがどんなにタイピング速度が速かったとしても、何を打っていいかわからなかったら早さを発揮する場がありませんよね。
プログラミングはパズルを組み立てる作業に近いです。
持っているピースをどう組み合わせれば完成品に近づくのかを考える必要があります。
次の一手はこうする、次の一手はこうする、そうやって積み重ねていった先に必要なシステム構築もできるようになってくるのです。
やみくもにピースをはめていっても、決してパズルが完成することはありません。
どういう一手を打つかというのが、システム開発でいうところの『問題解決能力』だと僕は思います。
ちょっとやそっとのタイピング速度の差なんて、問題解決能力の差でいくらでも補えます。
2.ロジカルシンキング
続いて必要な能力は、『ロジカルシンキング』です。
日本語に直訳すると、”論理的思考”のことですね。
要するに、物事の筋道を立てて、感情抜きにして考える力のことです。
こちらも例を出して説明していきましょう。
システムというのは、良くも悪くも自分が作った通りにしか動きません。
「なんでこんな動きをするんだ!」といくら怒っても、自分でそう動くように作ったから動いているに決まっています。
条件分岐がうまくいってないのか、
ループ処理がうまくいってないのか、
自分が書いたソースコードの筋道をちゃんと理解して原因を追究する必要があります。
どこまではうまくいっていて、どこから不具合が生じるのかを客観的に見定めるには、論理的思考、つまりロジカルシンキングの力が必要不可欠です。
無くてもなんとかなる!という人もいるかもしれませんが、たしかになんとかなるかもしれませんが時間は膨大にかかります。
また、システム開発だけではなく設計書作成でもロジカルシンキングは必須です。
設計書は、実際にソースコードとして作りこむ上での骨組みになります。
設計書が適当なつくりになっていたら、開発はうまく進みません。
効率的に早く開発を進めるためにも、論理的に設計書が記載されている必要があります。
以上のように、エンジニアにとってロジカルシンキングは切っても切り離せない能力と言えるでしょう。
まとめ【タイピングは遅くてもいいけど他の能力が必要】
今回は、『【悲報】エンジニアだけどタイピングに自信ない【それでもSE歴10年以上】』というテーマでお話しさせていただきました。
前提として、タイピングが早いに越したことはありませんが、とはいえタイピングが遅くてもエンジニアとして全然やっていくことは可能です。
僕がこれまでのエンジニア経験を通して、タイピング以上に必要な能力について振り返っていきましょう。
- 問題解決能力
- ロジカルシンキング
これらの力をまずはしっかり身に付けて、その後にブラインドタッチの練習やタイピングの練習をしても全然いいと思います。
「タイピングの変な癖がついちゃう」なんていうことを懸念する人もいるでしょうが、そこまで影響はないです。
本記事がタイピングに不安のある人の参考になっていれば幸いです。
本記事はこれで以上となります。
ポイント