そんなお悩みを解消します。
本記事を読むと、以下のことがわかります。
- 現代のシステムエンジニアは、定時退社が当たり前であること
- システムエンジニアが忙しいイメージになっている理由
本記事を書いている僕は、現役のフリーランスエンジニアです。
独立してから5年以上、エンジニアとしては歴10年以上経過しています。
これまで数多くのシステム開発に携わってきました。
『IT業界』とか『システムエンジニア』と聞くと忙しそうな印象を持ちますよね。
遅くまで残業をして、一日仕事に追われて終わるなんてこともあるようなイメージが僕自身もありました。
ただ実際はそんなに忙しい人ばかりでもないので、実態についてお伝えできればと思います。
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システムエンジニアが忙しいは過去の常識!定時退社が当たり前です
よく「仕事はシステムエンジニアをしてます。」という話をすると、
「忙しそう」
「残業多いんでしょ?」
といった反応をされることが多いです。
パソコンの画面にずっとへばりついて、
カタカタをキーボードを入力して、
終電間際まで仕事をしている印象がある人も多いのだと思います。
本記事を読んでいるということは、そんなイメージがあったという人もけっこう多いのではないでしょうか?
僕は2009年に新卒で入った某SIer時代からシステムエンジニアの仕事をしています。
しかし、このイメージはまったく合っていないと感じています。
ここからは、実情や僕が思うことを書いていきます。
事実と合わせて個人的解釈も十二分に含んだ内容になっていますので、その点ご了承いただければ幸いです。
12年間ほぼ定時退社です
僕は社会人になってからのこの12年間、ほぼほぼ毎日定時で仕事を終えて退社しています。
もちろん、たまには残業したりすることもありました。
しかしそれは社会人3年目くらいまでで、4年目以降ではほとんど残業した記憶もありません。
18時定時で、19時まで仕事するとだいぶ長く感じますし、20時までやる日なんてのはホントに稀です。
これは勝手にそうなったというよりは、自分で定時に上がると決めて仕事をしているからということがかなり大きい要因です。
残業している人もいるのは事実なので、周りに合わせて残業するという人もいます。
ただ、僕はそうやって周りに合わせて残業するようなことはしたくありませんでした。
早く帰るために、全然空気を読まずに「お先に失礼します。」といって帰宅していました。
やることをやらずに帰るのはたしかに問題ですが、やることやっていたら定時退社をしてもぜんぜん問題ありません。
残業続きは消耗します
残業がクセになると、それだけで体も心もすり減ってきます。
仕事のために人生があるわけではなく、人生のために仕事があるはずなのに、仕事だけで消耗してしまったら元も子もありません。
なぁなぁで残業を容認するのではなく、「断固として残業はしません」くらいの心構えで仕事をしましょう。
そうすると、自然と定時までで仕事を終えようと体が動きますし、定時できっちり終えるとその後の時間を自分のために使うことができます。
1日は24時間しかありません。
睡眠に7時間
朝の準備に1時間
通勤に1時間
仕事に9時間(定時+昼休憩)
とすると、残りの時間はたったの【6時間】です。
そもそも自分のために使える時間が6時間しかないのに、残業をするとその分どんどん時間が無くなります。
これでは消耗して他のことに手をつける気力がなくなっても仕方ありませんよね。
残った仕事は翌日やりましょう
僕が残業を否定する大きな理由は、残業をしても生産性が低くなるからです。
人間の集中力は90分程度が限界だという話があります。
途中休憩を入れればまたリセットされるとはいえ限界はあるでしょう。
参考:月刊総務オンライン
どんどん集中力が無くなっていって、比例して生産性も下がるのにもかかわらず、残業時間のほうが時給が高かったりするのも謎ですよね。
残業を無くしてスパッと帰って、残った仕事を翌日の午前中にやったほうがよっぽど効果的です。
長期スパンで見れば、結果的にそのほうがプロジェクトにもメンバーであるあなたの体にも間違いなく良いです。
会社にとって必要な存在になりましょう
残業せずに定時上がりをしていたとしても、周りに迷惑をかけたり足を引っ張っていては元も子もありません。
あなたという人が会社にとって必要な存在になる必要があります。
仮に周りの人より早く帰ったとしても、やることをやって価値を提供していれば文句もないはずです。
そのためには、何でもいいのであなたが一番のことを作っていきましょう。
- このシステムの業務要件は自分が一番理解している
- 成果物の途中経過を誰よりも早く見せている
- 社内で一番このプログラミング言語について詳しい
- 社内で一番朝早く出社している
こんなあなたなら、文句どころかむしろ重宝されつつ定時退社を許容されるはずです。
難しいことをやるというよりは、誰でもできることを誰よりも努力する人であれたらいいですね。
システムエンジニアが忙しいイメージになっている3つの理由
システムエンジニアが忙しいというのは一部で、けっこう多くの人は定時退社してるのが実態だという話をしてきました。
ここからは、なぜここまでシステムエンジニアが忙しいというイメージが世間に浸透しているのか、その理由について考えていきます。
1.昔は実際忙しかった
一昔前は、「働き方改革」だとか「ノー残業デー」といった概念がありませんでした。
企業側も自社で抱えているリソースに見合わない案件をたくさん受注するような体質だったのだと思います。
仕事ができるできないとかそういったことは関係なく、シンプルにキャパオーバーということですね。
これは個人の努力でどうすることもできません。
残業前提でスケジュールが組まれていたり、それを容認するような環境だと思うので、忙しくなってしまうのは避けられないでしょう。
これについては、今同じようなことをしている企業があったら淘汰されるので、現代にはこの理由で忙しくしている人はいないはずです。
もしあなたの会社が当てはまるような体質であれば、今すぐ転職することをオススメします(笑)
まずはこういった本を読むことから始めてみてはいかがでしょうか。
2.忙しいことを自慢する人がいる
事実として、同じシステムエンジニアでも「忙しくしている人」と「忙しくしていない人」がいます。
Twitterのバズツイートなどにも同じことが言えるのですが、基本的に否定的な意見のほうが目立ちやすいです。
忙しくない人はわざわざ自分の忙しくないことを誰かに言わないですが、忙しい人は忙しいことをいろんな人に言いたくなります。
10人中9人は忙しくないとしても、1人が忙しくしていたらその声はとても大きく聞こえるものです。
「今月残業100時間行っちゃったよ」
「昨日は終電まで仕事してたんだよ」
と、聞いてもいないことを自慢げに話すのが忙しくしている人です。
自分が無能なせいで残業していることをあえて言いふらすのは個人的にどうかと思ってしまいますが、どうしても言いたくなってしまうんでしょうね。
気分を害してしまったらすみませんが、残念ながら真実なのであえて言わせていただきます。
3.あえて残業してる人がいる
仕事が忙しいわけではなく、あえて残業してるという人も一定数います。
業務時間内だけでなんとか終わらそうというよりは、ゆるゆると仕事をして結果的に残業してるという感じです。
こういった人は何が目的なのかというと、言わずもがな残業代です。
基本給だけでは生活に余裕がないために、残業することで残業代をもらおうという魂胆でしょう。
これはシンプルにダメなことなので、普通にやめたほうがいいです。
働いた対価以上に会社からお金を取ろうとしてますし、それによって『システムエンジニア=忙しい』という世間のイメージの助長にもなってます。
自分のことしか考えていない人が少なからずいるので、こういった人たちはなんとかしてほしいんですけどねぇ。
おわりに【定時で帰ろう】
今回は、システムエンジニアが忙しいというのは過去の常識で、現在は定時退社が当たり前だという話をしました。
新型コロナウイルスのまん延もあって、幸か不幸かリモートワークの流れもだいぶ進んでいます。
今後さらに仕事とプライベートのメリハリをつける人が増えてくることが予想されます。
イメージというのは一度ついてしまうとなかなか変わらないので、本記事のような発信がちょこちょこイメージを新しくするのに役立っていったらうれしいです。
本記事は以上となります。
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