世界中でIT系のスキルの需要が増えている昨今、文系の人でもプログラミングスキルを習得しようとしている人が増えています。
しかし「文系だからスクールに通ってもプログラミングが習得できないのではないか?」と考える人も少なくありません。
そこで今回は、文系向けのプログラミングスクールを紹介します。文系がプログラミングスクールに通うメリットや、スクールの選び方を紹介しているので、気になる方はぜひご覧ください。
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文系がプログラミングスクールに通っても意味がない?
インターネット上では「文系はスクールに通ってもプログラミングを習得できない」という意見が少なくありません。
上記のような意見が散見される背景には、文系よりも理系の方がロジカルシンキングやPCでの作業に向いているという先入観があります。
ただし、実際には文系でもプログラミングは問題なく習得することが可能です。
言語によっては英語を主体にした言語体系になっているため、文系であることが有利に働くこともあります。
文系・理系を問わず、プログラミングを習得したいのであれば、プログラミングスクールに通う価値は充分にあるといえるでしょう。
文系がプログラミングスクールに通うメリット
文系がプログラミングスクールに通うメリットは以下の通りです。
- 就職・転職の幅が広がる
- 独学よりも挫折しづらい
- 効率良く短時間で学習できる
- 就職・独立のサポートを受けられる
特に独学よりも挫折しづらい点は、文系にはうれしいポイントです。それぞれ詳しく解説します。
就職・転職の幅が広がる
文系がプログラミングスクールに通うことで、就職や転職の幅が広がります。
プログラミングスキルを習得することで、一般的な文系職だけでなく、プログラマーやエンジニアへの就職・転職を選択肢に入れることが可能です。
また、最近では労務や人事などでも業務効率化のためにツールを利用する機会が増えているため、IT系のスキルがあると重宝されます。
企業での業務では基本的にPCを使用するため、単純にPCの操作に慣れることができるのも大きなメリットです。
独学よりも挫折しづらい
独学よりも挫折しづらいことも、文系がプログラミングスクールに通うメリットです。
現在、プログラミングは書籍やインターネット上の教材でも習得できます。
しかし、独学での習得はモチベーションの維持が難しいです。
特に文系の場合は世間の先入観もあって、「文系であること」を言い訳に挫折してしまうことも珍しくありません。
プログラミングスクールに通えば講師に疑問点を相談できるので、問題に行き詰まる機会を減らせます。
結果的にモチベーションの維持がしやすく、挫折することなくプログラミングを習得することが可能です。
効率良く短時間で学習できる
プログラミングスクールに通うことで、効率よく短時間でプログラミングを学べます。
独学でプログラミングを習得しようとすると、教材の選定や疑問点の解消に時間がかかりがちです。
一方、プログラミングスクールの場合はカリキュラムに沿って学習できる上、疑問点を講師に相談できるので、短時間で効率良くプログラミングを学習できます。
就職・独立のサポートを受けられる
プログラミングスクールの中には、就職や独立のサポートを行っているものもあります。
就職や独立のサポートを行っているスクールでは、企業の紹介やポートフォリオの作成のサポートなどを行ってくれるので、卒業後にスムーズに仕事を探すことが可能です。
特に学生の場合は就職活動の経験がない分、企業の選定やエントリーシートなどの作成に苦労しがちなので、サポートが受けられるのは大きなメリットといえるでしょう。
文系向けのプログラミングスクールの選び方
文系向けのプログラミングスクールを選ぶ際には、以下の点に注目しましょう。
- 目的に合ったカリキュラムを受けられるか
- 予算に無理はないか
- 無理なく通えるか
- サポート体制は充実しているか
特にカリキュラムが自分に合っているかは事前に確認しておくことが重要です。それぞれ詳しく解説します。
目的に合ったカリキュラムを受けられるか
まずは目的に合ったカリキュラムを受けられるか確認しましょう。
一般的に、プログラミングスクールでは習得したいスキルに合わせて複数のカリキュラムが用意されていることが多いです。
またスクールによっては講師と相談しつつ、自分の目的に合ったカリキュラムを作成できる場合もあります。
特にAI学習など、専門的なスキルが必要な分野を目指している場合は、通常のカリキュラムでは学習範囲が足りないこともあるので、カリキュラムは事前に確認しておきましょう。
予算に無理はないか
続いては予算に無理はないか確認しましょう。
プログラミングスクールの受講料は基本的に高めなので、しっかりと吟味しないと生活に支障が出る可能性があります。
スクールによっては学割や補助金制度が利用できる場合もあるので、料金体系は事前に確認しておきましょう。
特に社会人が利用できる補助金制度は、受講料の支払い時には全額用意する必要がありますが、後から支払った金額の最大80%が支給されるので、支出を大幅に抑えることが可能です。
無理なく通えるか
プログラミングスクールを選ぶ際には、無理なく通えるかどうかも確認しましょう。
プログラミングスクールに通う場合、基本的には自分のプライベートの時間を削って学習することになります。
そのため、時間的に無理のあるカリキュラムを選んでしまうと、余暇時間がなくなって生活に支障が出ることも少なくありません。
また、通学が必要なスクールの場合は、通学時間も考慮する必要があります。
プログラミングスクールを選ぶ際には、自分の余暇時間を把握し、無理なく通えるスクールを選択しましょう。
サポート体制は充実しているか
サポート体制もプログラミングスクールを選ぶ上で重要なポイントです。
特に文系でプログラミングスクールに通う場合は、PCの操作から慣れていないことも少なくありません。
そのため、基本的なことでも講師に気軽に相談できる環境であることが重要です。
また、スクールによってはプログラミングに関する疑問解消だけでなく、ポートフォリオや選考書類の添削、面接対策なども行ってくれる場合もあります。
上記のようなサポートを行ってくれるスクールを選べば、卒業後の就職・転職活動や、独立しての営業活動も円滑に行えるでしょう。
文系におすすめのプログラミングスクール5選
文系におすすめのプログラミングスクールを9つ紹介します。
スクール名 | 侍エンジニア | COACHTECH | RUNTEQ | TechAcademy | GeekSalon |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 転職保証コース:473,000円~フリーランス/エキスパートコース:594,000円~など | 3ヵ月プラン:429,000円6ヵ月プラン:660,000円9ヶ月プラン:858,000円12ヶ月プラン:1,089,000円 | Webエンジニア転職コース:550,000円 | 通常コース:185,900円~Webデザインコース:284,900円~はじめての副業コース:262,900円~など | Webサービス開発コース:109,340円Gameアプリ開発コース:109,340円iPhoneアプリ開発コース:109,340円 |
習得可能な言語 | Java、C++、C#、Python、Ruby、React.js、PHP、Node.jsなど | CLI、HTML、CSS、JavaScript、Netlify、MySQL、PHP、Laraveなど | HTML/CSS、Ruby、Rails、JavaScriptなど | PHP、Laravel、Java、Pythonなど | HTML/CSS、Ruby、JavaScript、Swift、C#など |
受講スタイル | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン | オフライン |
公式サイト | https://www.sejuku.net/ | https://coachtech.site/ | https://runteq.jp/ | https://techacademy.jp/ | https://geek-salon.com/ |
それぞれサポート体制などに違いがあるので、自分に合ったスクールを選びましょう。
1. 完全オーダーメイドのカリキュラムが特徴「侍エンジニア」
侍エンジニアは完全オーダーメイドのカリキュラムが特徴のプログラミングスクールです。
一般的なスクールではカリキュラムが事前に設定されていることが多いですが、侍エンジニアでは専属講師と相談しながらカリキュラムを構築できます。
また、授業もマンツーマン指導形式をとっているので、疑問点や将来的な不安などを気軽に相談することが可能です。
料金 | 転職保証コース:473,000円~フリーランス/エキスパートコース:594,000円~など |
習得可能な言語 | Java、C++、C#、Python、Ruby、React.js、PHP、Node.jsなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://www.sejuku.net/ |
2. 独立を目指す人におすすめのプログラミングスクール「COACHTECH」
COACHTECHはフリーランスを進路として見据えている人におすすめのプログラミングスクールです。
自社で企業の開発案件を受注し、一部の作業を在校生に提供しているため、卒業前から実績を作ることができます。
フリーランスとして働く場合、働き始めは実績がないことで仕事を受注できないことも少なくないため、卒業前から実績を作れるのは大きなメリットです。
カリキュラム実践レベルを想定して組まれているので、すぐに現場で使えるスキルを身に付けることができます。
料金 | 3ヵ月プラン:429,000円6ヵ月プラン:660,000円9ヶ月プラン:858,000円12ヶ月プラン:1,089,000円 |
習得可能な言語 | CLI、HTML、CSS、JavaScript、Netlify、MySQL、PHP、Laraveなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://coachtech.site/ |
3. ライフスタイルに合わせて通える「RUNTEQ」
RUNTEQはライフスタイルに合わせて通えるプログラミングスクールです。
学習期間の柔軟さが魅力で、5~9ヶ月目安の約1,000時間となっているため、自分の生活に合わせて学習できます。
例えば短期集中型で最短の5ヶ月間で卒業することもできますし、9ヶ月間かけてゆっくりとプログラミングを学ぶことも可能です。
自分のペースでプログラミングスキルを身に付けたいのであれば、選択肢に入るスクールとなっています。
料金 | Webエンジニア転職コース:550,000円 |
習得可能な言語 | HTML/CSS、Ruby、Rails、JavaScriptなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://runteq.jp/ |
4. 学生ならお得に通える「TechAcademy」
TechAcademyは文系学生がお得に通えるプログラミングスクールです。
各コースで学割を採用しており、学生であれば社会人よりもお得にプログラミングを学べます。
社会人の場合でも、32歳以下で首都圏勤務が可能であれば転職保証コースを受講でき、万が一転職できなかった場合は受講料の全額返金を受けることが可能です。
お得にプログラミングを学びたいのであれば、ぜひ検討したいスクールといえるでしょう。
料金 | 通常コース:185,900円~Webデザインコース:284,900円~はじめての副業コース:262,900円~など |
習得可能な言語 | PHP、Laravel、Java、Pythonなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | TechAcademy |
5. 大学生限定のプログラミングスクール「GeekSalon」
GeekSalonは大学生限定で受講できるスクールです。
受講者の5割が文系学生なのが特徴で、1人1人が専属のメンターからプログラミングを丁寧に学ぶことができます。
学生を対象にしていることもあって、料金も低コストに抑えられているのもポイントです。
また、同年代の学生とのコミュニティができるため、プログラミングの学習のモチベーションを維持しやすいスクールになっています。
料金 | Webサービス開発コース:109,340円Gameアプリ開発コース:109,340円iPhoneアプリ開発コース:109,340円 |
習得可能な言語 | HTML/CSS、Ruby、JavaScript、Swift、C#など |
受講スタイル | オフライン |
公式サイト | https://geek-salon.com/ |
文系がプログラミングを習得するのは無理ではない
文系におすすめのプログラミングスクールを紹介してきました。
プログラミングでは理系科目の専門知識が必要ということはなく、むしろ言語体系が英語なことも多いので、文系の方が有利に働くこともあります。
プログラミングスクールを選ぶ際には、サポートが充実していて、モチベーションを維持しやすいスクールを選ぶのが重要です。
当記事を参考に、ぜひ自分に合ったスクールを探してみてください。