これからプログラミングスクールに行こうと考えている人の多くは、「エンジニアになる」「スキルを習得してフリーランス」などの目標を掲げていることが多いです。
しかし、プログラミングスクールに通った人の中には、理想とはかけ離れた悲惨な末路を辿ってしまった人も少なくありません。
ただ、反対に悲惨な末路にならず掲げていた目標を実現させた人も多く存在しているため、必ずしもそうなる心配はいりませんが、不安に思う人も多いと思います。
今回は、プログラミングスクールに通った人の悲惨な末路や悲惨な末路を辿らないための選び方、怪しいスクールの特徴について解説します。
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プログラミングスクールに通った人の悲惨な末路
プログラミングスクールに通った結果、目標を実現させるどころか悲惨な末路を辿ってしまった人は少なくありません。
実際に、プログラミングスクールに行った人の悲惨な末路にはどのような事例があるのか気になります。
ここでは、プログラミングスクールに通った人の悲惨な末路を主に5つ紹介します。
- 転職保証の条件が適応されなかった
- 講師が素人で十分にスキル習得ができなかった
- 違約金を請求された
- 高額な受講料のローン返済が残った
- 希望しない企業へ転職させられた
転職保証の条件が適応されなかった
転職保証の条件が適応されなかったことが理由で、転職できなかった人がいます。
プログラミングスクールでは、転職保証を打ち出しているところも多くありますが、しっかりと内容を確認しておかなければ自分が対象外になっていることを気付かずに契約してしまうリスクがあります。
転職保証に期待して通った結果、転職保証が受けられずに転職できずに後悔している人も多いため、しっかりと転職保証の内容を確認しておくことが大切です。
講師が素人で十分にスキル習得ができなかった
プログラミングスクールの多くは現役のエンジニアが講師を務めているため、質の高い指導を受けられます。
しかし、中にはバイトの大学生やマニュアルを読んだだけの素人が講師をしているスクールもあるため、そういったスクールでは十分にスキルを習得できないことが多いです。
バイトや素人の講師なため、わからない部分の質問や相談には対応していないケースがあるため、初心者が通ってスキル習得をするにはかなり厳しい環境です。
スクールの講師の実績や質は、公式サイトや無料体験などで確認できるため、高額な受講料を払ってバイトや素人に指導されたくない人は事前に確認しておくことが大切です。
違約金を請求された
プログラミングスクーに通った人の中には、違約金を請求されてしまった人もいます。
基本的に無料で受講できるスクールは、途中解約した際に高額な違約金を請求するところがあるため、無料のスクールに通っている人はこの悲惨な末路を辿ってしまうケースが多いです。
さらに、契約書には小さな文字で書かれており契約前に見落としてしまう人も多いため、騙されてしまいます。
そのため、無料のスクールを検討している方は契約前に契約内容を徹底して確認しておくようにしましょう。
高額な受講料のローン返済が残った
プログラミングスクールの受講料の相場は約50万〜100万円ほどかかるため、スキル習得や転職ができなかった人は、ただ受講料のローン返済だけが残ってしまう場合があります。
受講料を簡単に払える人であれば問題ありませんが多くの場合決して安い金額ではないため、スクールで失敗してしまうと借金生活を送らなければいけないリスクが高いです。
そのため、経済的な余裕のない方やスクールに通うことを再検討するか、助成金が受けられるスクールを見つけるなど対策することをおすすめします。
希望しない企業へ転職させられた
転職を目的としてスクールに通った人の中には、希望しない企業へ転職させられてしまった人がいます。
エンジニアとして活躍したいなら開発の上流工程を行うWeb開発企業やSIerに転職する必要がありますが、スクールの中には下流工程を行うSES企業への転職を勧めてくることろも多いです。
また、無料スクールではSES企業から紹介料をもらっている場合が多いため、受講生をSES企業へ転職させることを条件に無料で学習できる仕組みになっています。
そのため、転職を目指している人は転職先が指定されていないか確認し、できるだけ希望の企業に転職できるスクールを選ぶことがおすすめです。
プログラミングスクールで悲惨な末路を辿らないための選び方
これからプログラミングスクールに通うと考えている人は悲惨な末路を辿らずに目標を実現させたいと考えています。
ただ、しっかりスクール選びをしなければ悲惨な末路を辿ってしまうリスクが高くなってしまうため、十分に注意しましょう。
ここでは、プログラミングスクールで悲惨な末路を辿らないための選び方を主に4つ解説します。
- 評価や口コミを確認して選ぶ
- カリキュラムが充実しているか確認して選ぶ
- 転職保証の内容を確認して選ぶ
- 複数のスクールと比較して選ぶ
評判や口コミを確認して選ぶ
プログラミングスクールで悲惨な末路を辿らないためには、評判や口コミを確認してスクールを選ぶことが大切です。
評判や口コミは、実際にそのスクールに通った受講生からの生の感想や体験談なため、とても参考になる部分が多くあります。
スキルをしっかりと学べてサポートやサービスが充実しているスクールであれば良い評判や口コミが多くなるため、信頼できるスクールだと判断できます。
反対に、悪い評判や口コミが多いスクールにはそれなりの理由があるため、選択肢から外しておくことが賢明です。
カリキュラムが充実しているか確認して選ぶ
カリキュラムが充実しているスクールは、初心者からでもスキル習得や転職を成功させやすいため、おすすめです。
特に、初心者からスクールでスキルを身に付けたい場合は、かなりの学習内容を網羅している充実したカリキュラムがあるスクールを選ぶ必要があります。
また、基礎を徹底的に学習できるかどうかも確認しておくことで、どれだけカリキュラムが充実しているのか確認できます。
初心者でスクールに通う人は、カリキュラムの充実度をしっかりと確認して選びましょう。
転職保証の内容を確認して選ぶ
プログラミングスクールで打ち出している転職保証の内容を確認しておくことも大切です。
「転職保証を受けられるなら転職も安心してできる」と判断して選ぶ人は多くいますが、実際には特定の条件を満たしている人限定などのルールがあるケースがあります。
さらに、転職保証を受けられる場合でも保証先の企業が少ない場合や期間が限られている場合もあるため、契約前にしっかりと確認して納得ができる内容か判断することが重要です。
複数のスクールと比較して選ぶ
最適なスクールを見つけて目標達成を目指したいなら、できるだけ多くのスクールを比較して選ぶことがおすすめです。
複数のスクールから比較することで受講料の相場やカリキュラムやサービスの平均的な内容、転職先の豊富さなどの情報が見えてくるため、より適切な判断ができるようになります。
さらに、自分に適したカリキュラムを提供しているスクールを見つけやすくなるため、後悔なくスクールに行ける可能性が高いです。
これからスクール選びをする際は、めんどくさがらず複数のスクールを比較して選びましょう。
プログラミングスクールが向いている人の特徴
プログラミングスクールをしっかりと選んで契約しても、目標を実現できずに後悔してしまう人や無駄になってしまう人が一定数います。
プログラミングスクール自体にも向き不向きがあるため、これから通おうと考えている人は自分がプログラミングスクールに向いているのか確認しておくことも大切です。
ここでは、プログラミングスクールが向いている人の特徴を3つ解説します。
- 目的や目標が明確化している人
- 積極的に学習できる人
- ある程度プログラミングに触れたことがある人
目的や目標が明確化している人
目的や目標が明確化している人は、プログラミングスクールに向いている人の特徴の1つです。
プログラミングスクールに通う目的や目標は人それぞれ異なりますが、しっかりと明確化している場合はその目標に向かって行動できるため、スクールでの学習や転職活動をうまく進められるケースがあります。
反対に、目的や目標が曖昧な状態で通っていてもモチベーションや向上しづらく専門性を突き詰めることも難しくなるため、スキル習得や転職に失敗してしまう可能性が高いです。
そのため、スクールに行く前に「なぜスクールに通いたいのか?」という疑問を解消して、明確な目標を持つようにしましょう。
積極的に学習できる人
プログラミングスクールでは、自分から積極的に学習できる人がスキル習得や転職に成功します。
どれだけ講師から指導されて学習しても自分から学習する意思がなければ、十分にスキルが上達しません。
さらに、転職活動をする際にも自分から積極的に企業にコンタクトしたりキャリアプランナーに質問して疑問を解決させていく必要があるため、受け身で通っている人は向いていません。
積極的に学習することが苦手な人は、スクールに行くことを再検討することをおすすめします。
ある程度プログラミングに触れたことがある人
プログラミングスクールは、初心者からでもスキル習得を目指せる場所ではありますが、完全初心者の場合はスキル習得が難しいです。
初心者がプログラミングスキルを習得するためには最低でも1,000時間以上の学習時間が必要と言われているため、スクール内で確保できなければ自分でも学習を進めていく必要があります。
ただ、ある程度プログラミングに触れたことがある人であれば、カリキュラム内でも十分に理解を深めてスキル習得ができる可能性があります。
そのため、スクールに入る前にある程度の学習をしておき、できるだけ理解を深めておくことがおすすめです。
怪しいプログラミングスクールの特徴
プログラミングスクールの中には、怪しく通っても成果が期待できないところがいくつか存在しています。
初めてスクール選びをする人は、どのような特徴のスクールが怪しいのか判断することが難しいため、騙されてしまうリスクが高いです。
ここでは、怪しいプログラミングスクールの特徴を主に3つ解説します。
- 無料のプログラミングスクール
- 良い評判や口コミが少ない
- 料金や学習内容の説明が不十分なスクール
無料のプログラミングスクール
無料のプログラミングスクールは、一見するとお得にスキル学習ができるところだと思いますが、実際には罠がある場合があります。
無料のスクールは、受講料ではなく斡旋先企業からの紹介料や広告料で運営しているため、斡旋先の企業へ転職することを条件に受講する仕組みになっていることが多いです。
また、受講途中で追加費用が発生する場合や途中解約のペナルティとして高額の違約金が請求される可能性もあるため、結果的に大きな損をしてしまうリスクがあります。
そのため、無料という言葉に騙されずにしっかりと自分に適したスクールを見つけることが大切です。
良い評判や口コミが少ない
良い評判や口コミが少ないスクールも怪しいスクールの特徴の1つです。
カリキュラムやサポートが充実しており、転職実績も豊富にあるスクールの場合、受講生からのいい評判や口コミが多くなります。
反対に、質が低くあまりスキルを習得できないスクールや転職先が限定されているスクールなどは評判や口コミが悪くなりやすいため、通っても目標を達成できない可能性が高いです。
そのため、スクール選びをする際はしっかりと評判や口コミを確認して判断することをおすすめします。
料金や学習内容の説明が不十分なスクール
料金や学習内容の説明が不十分なスクールも怪しいスクールです。
基本的にほとんどのスクールでは、公式サイトで具体的な料金体系や学習内容を誰でもわかりやすいように明記しており、わからない部分も問い合わせや資料請求、カウンセリングなどで全て説明してもらえます。
しかし、契約後に追加料金を請求するスクールやカリキュラムの質が低いスクールなどは、集客のために不利になる情報を明記しないことが多いです。
そのため、料金や学習内容の説明が不十分なスクールは選ばないようにしましょう。
プログラミングスクールで悲惨な末路をだとらないためにも慎重に調べて契約しよう
プログラミングスクールに通った人の悲惨な末路や悲惨な末路を辿らないための選び方、怪しいスクールの特徴について解説しました。
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- プログラミングスクールでは夢を実現できずに悲惨な末路を辿った人もいる
- しっかりと怪しいスクールを見極めて最適なスクールを選ぶことが重要
- プログラミングスクールに向いていない人は注意が必要
プログラミングスクールは、初心者からプログラミングスキルを身に付けるためにはとても適した環境ですが、必ずしも全てのスクールが適しているとは限りません。
これからスクール選びをする人は、自分に適したスクール選びや怪しいスクールの見分け方を覚えて、慎重に通うことを検討することがおすすめです。