将来のキャリア形成の幅を広げるために、プログラミングスクールに通うことを考えている社会人も少なくありません。
しかし、「社会人からプログラミングスクールに通うのはもう遅いのでは?」考えている人も多いでしょう。
そこで当記事では、社会人からプログラミングスクールに通うメリットや、おすすめのプログラミングスクールを紹介します。
プログラミングスクールに通う際の注意点も解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
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社会人からプログラミングスクールに通うのは無駄だからやめておいた方がいい?
インターネット上では「社会人からプログラミングスクールに通うのは無駄だからやめておいた方がいい」という意見が少なくありません。
上記のような意見の根拠としては、以下のようなものが見られます。
- 価格が高いスクールが多いため
- 確実に職が得られることは約束されていないため
- 挫折する可能性があるため
たしかにプログラミングスクールに通うにはある程度の費用がかかります。
また、卒業後のキャリアを確実に約束するようなものでもありません。
しかし、プログラミングスクールに通うことで、プログラミングの知識やスキルを効率的に習得できるのは事実です。
また、スクールによっては転職や独立のサポートを行っているため、プログラミング未経験が自力で職を探すよりも、職が得られる期待値は高くなります。
加えて、スクール講師に不明点や将来のことを相談できるので、独学よりも挫折しづらいです。
以上のように、社会人でもプログラミングスクールに通うメリットは充分あるといえるでしょう。
働きながら独学での習得は可能?
社会人からプログラミングスクールに通うのが無駄といわれる理由としては他にも独学で習得できるという意見が見られます。
結論からいえば、社会人が働きながら独学でプログラミングを習得するのは不可能ではありません。
しかし、独学での習得を目指す場合、教材の選定や疑問点の解決などを自力で行う必要があるので、どうしても時間がかかりがちです。
また、疑問点の解決やモチベーションの維持ができずに挫折してしまうことも珍しくありません。
働きながらプログラミングを学ぶ際には、可処分時間の間にいかに効率良く習得できるかが重要になります。
プログラミングスクールは費用こそかかりますが、独学でも効率良くプログラミングを学ぶことが可能です。
社会人がプログラミングスクールに通うメリット
社会人がプログラミングスクールに通うメリットは以下の通りです。
- 効率良くプログラミングを学べる
- 転職・独立のサポートを受けられる場合がある
- モチベーションを維持しやすい
- 給付金で安く通える場合がある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
効率良くプログラミングを学べる
プログラミングスクールに通うことで、効率よくプログラミングを学ぶことが可能です。
近年はインターネット上の教材や書籍を駆使することで、独学でもプログラミングを習得しやすくなっています。
しかし、独学の場合は情報の取得に時間がかかることも多い上、疑問点に対するピンポイントな回答が見つからないことも少なくありません。
プログラミングスクールに通えば、スクールのカリキュラムに沿って学べるため、学習に使える時間が少ない社会人でも効率良くプログラミングを習得できます。
また、講師に直接質問できるため、時間をかけずに疑問点を解決することが可能です。
転職・独立のサポートを受けられる場合がある
プログラミングスクールによっては、転職や独立のサポートも受けられます。
特に転職・独立支援を行っているプログラミングスクールでは、企業の求人紹介やポートフォリオの作成などのサポートを受けられるので、卒業後に円滑に職を探すことが可能です。
また、中には転職ができなかった際に、受講料の一部または全部を返金する「転職保証」を行っているスクールもあります。
転職保証があるスクールは年齢制限などがあることも多いですが、転職に関してより手厚いサポートを受けることができるので、検討してみても良いでしょう。
モチベーションを維持しやすい
モチベーションの維持がしやすいのもプログラミングスクールに通うメリットです。
独学の場合は周りの目がないこともあり、挫折してしまうことも少なくありません。
スクールに通えば講師と学習内容を決めたり、学習に置ける悩みを相談することができるので、モチベーションを保ったまま学習をし続けられます。
給付金で安く通える場合がある
社会人の場合、教育訓練給付金制度という制度を利用することで、給付金を利用してプログラミングスクールに通える可能性があります。
教育訓練給付金制度は雇用保険制度に含まれる給付金制度の1つで、プログラミングの場合は要件を満たすことで、スクールの受講料の最大80%を補助金として受け取ることが可能です。
結果的に学生などよりも安くプログラミングを習得できる可能性があるので、スクールを検討する際にはあらかじめ教育訓練給付金制度が利用できるか確認しておきましょう。
社会人におすすめのプログラミングスクール5選
社会人におすすめのプログラミングスクールを5つ紹介します。
スクール名 | COATHTECH | DMM WEB CAMP | 侍エンジニア | LINEヤフーテックアカデミー | Aidemy |
---|---|---|---|---|---|
料金 | 3ヵ月プラン:429,000円6ヵ月プラン:660,000円9ヶ月プラン:858,000円12ヶ月プラン:1,089,000円 | 就業両立コース:889,350円専門技術コース:910,800円短期集中コース:690,800円 | 転職保証コース:473,000円~フリーランス/エキスパートコース:594,000円~など | エンジニア転職保証コース:550,000円~はじめてのWebアプリ開発コース:275,000円~など | AIアプリ開発講座:528,000円~データ分析講座:528,000円~自然言語処理講座:528,000円~E資格対策講座:327,800円~など |
習得可能な言語 | CLI、HTML、CSS、JavaScript、Netlify、MySQL、PHP、Larave、Heroku、Laravel API、Vue.js、Nuxt.js、Firebase、Figma | Java、PHP、C#、C、C++、Swift、Python、GO、Type Script、Java Script、Rudyなど | Java、C++、C#、Python、Ruby、React.js、PHP、Node.jsなど | HTML/CSS、Java、Git/GitHub、UNIX/Linuxなど | Python |
受講スタイル | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン |
公式サイト | https://coachtech.site/ | https://web-camp.io/ | https://www.sejuku.net/ | https://ly-academy.yahoo.co.jp/tech/ | https://aidemy.net/grit/premium/ |
それぞれ異なる強みを持っているので、自分に合ったものを選択しましょう。
1. フリーランスに特化したカリキュラムが特徴「COATHTECH」
COATHTECHはフリーランスに特化したカリキュラムが特徴のプログラミングスクールです。
カリキュラムに自社で受注した実際の開発案件が提供されるのが特徴で、卒業前から実践的な開発を経験できます。
担当した案件はポートフォリオに記載することができるので、卒業後もフリーランスとしてスタートダッシュを掛けることが可能です。
フリーランスとして働くことを考えている場合は、受講を検討してみましょう。
料金 | 3ヵ月プラン:429,000円6ヵ月プラン:660,000円9ヶ月プラン:858,000円12ヶ月プラン:1,089,000円 |
習得可能な言語 | CLI、HTML、CSS、JavaScript、Netlify、MySQL、PHP、Laraveなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://coachtech.site/ |
2. 企業内研修にも利用されるプログラミングスクール「DMM WEB CAMP」
DMM WEB CAMPは企業の研修にも利用されているプログラミングスクールです。
法人向けの研修も実施しており、一般向けにも法人研修のノウハウを反映しているため、質の高い授業を受けることができます。
受講者の転職成功率も高く、600社以上の紹介を受けられるので、自分に合った企業とマッチングすることが可能です。
AI学習など最新の技術を学べるコースも用意されているので、将来を見据えたスキルを習得できます。
料金 | 就業両立コース:889,350円専門技術コース:910,800円短期集中コース:690,800円 |
習得可能な言語 | Java、PHP、C#、C、C++、Swift、Python、GO、Type Script、Java Script、Rudyなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://web-camp.io/ |
3. 目的に合わせたカリキュラムが組める「侍エンジニア」
侍エンジニアは目的に合わせたカリキュラムが組めるプログラミングスクールです。
専属講師のマンツーマン指導が受けられるのが特徴で、カリキュラムも講師と相談しながら決められます。
また、近年需要が増しているAWSに関するスキルが学べるのも大きなメリットといえるでしょう。
自分の目的や学習に使える時間に合わせて、専用のカリキュラムを組みたい人におすすめのスクールです。
料金 | 転職保証コース:473,000円~フリーランス/エキスパートコース:594,000円~など |
習得可能な言語 | Java、C++、C#、Python、Ruby、React.js、PHP、Node.jsなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://www.sejuku.net/ |
4. 大手監修の高品質なカリキュラムが特徴「LINEヤフーテックアカデミー」
LINEヤフーテックアカデミーは、「Yahoo! JAPAN」や「LINE」などの運営をしているLINEヤフー株式会社が監修するプログラミングスクールです。
大手監修の質の高いカリキュラムが特徴で、法人でも利用されています。
未経験からのエンジニア転職を目指すコースの他、Webアプリ開発やChatGPT開発のコースも存在するため、基本からAIを活用した最新技術まで学ぶことが可能です。
料金 | エンジニア転職保証コース:550,000円~はじめてのWebアプリ開発コース:275,000円~など |
習得可能な言語 | HTML/CSS、Java、Git/GitHub、UNIX/Linuxなど |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://ly-academy.yahoo.co.jp/tech/ |
5. 機械学習やデータサイエンスに特化「Aidemy」
AidemyはAIや機械学習・データサイエンスに関するスキルを短期間で学べるプログラミングスクールです。
AIアプリ開発やデータ分析、自然言語処理といった近年需要のあるスキルに特化しているのが特徴で、最短で3ヶ月で卒業できます。
また、受講選択をした講座以外の授業も追加料金なしで受講できるのが特徴で、幅広いスキルを横断的に学ぶことも可能です。
転職サポートも手厚く、カウンセリングの内容を元に、自分にあった求人をマッチングしてくれます。
最新の技術を短期集中で学びたい人におすすめのスクールです。
料金 | AIアプリ開発講座:528,000円~データ分析講座:528,000円~自然言語処理講座:528,000円~E資格対策講座:327,800円~など |
習得可能な言語 | Python |
受講スタイル | オンライン |
公式サイト | https://aidemy.net/grit/premium/ |
社会人がプログラミングスクールに通う際の注意点
社会人がプログラミングスクールに通う際には、以下の点に注意しましょう。
- 必ずキャリアを保証するものではない
- 余暇を圧迫されるリスクがある
- 受講料は高額なことが多い
それぞれ詳しく解説します。
必ずキャリアを保証するものではない
プログラミングスクールは卒業後のキャリアを確実に保証するものではありません。
確かなスキルが身に付いたとしても、身につけたスキルに関する職種の求人状況によっては、転職が難しい場合があります。
また、独立を考えている場合は、最初から案件を得られるわけではないことも注意が必要です。
卒業後に仕事を得るためには、転職活動や営業など、別の努力が必要になることを覚えておきましょう。
余暇を圧迫されるリスクがある
余暇時間が圧迫されるリスクがあることも、社会人がプログラミングスクールに通う際のデメリットです。
社会人がプログラミングスクールに通う場合、普段の仕事で削られた余暇時間をさらに学習に充てることになります。
そのため、休息や娯楽に充てる時間が減り、生活に支障が出ることも少なくありません。
特に通学型のプログラミングスクールの場合、通学時間などでも時間が削られるため、時間の使い方をよく考える必要があります。
受講料は高額なことが多い
プログラミングスクールは受講料が高額なことが多いです。
特にマンツーマン指導や短期集中型のカリキュラムは、学習効率が良い代わりに受講料が割高になる傾向にあります。
スクールによっては分割払いなどを選択できる場合があるので、事前にスクールごとの料金体系をよく確認しておくことが重要です。
社会人がプログラミングスクールに通うのは無駄ではない
社会人がプログラミングスクールに通うメリットや、おすすめのプログラミングスクールを紹介してきました。
プログラミングスクールは卒業後のキャリアを約束するものではありませんが、プログラミングの知識やスキルを効率良く学習できます。
また、転職や独立のサポートを行っているスクールも多いため、未経験からプログラマーやエンジニアの道を目指す際には、心強い味方になってくれるでしょう。
当記事を参考にぜひ自分に合ったスクールを探してみてください。