プログラミングスクールでは、「エンジニアとして活躍できるようになった」「未経験からIT業界に転職できた」などの体験談や感想が多くありますが、失敗談に関してあまり聞いたことがない人も多いと思います。
これからプログラミングスクールの受講を検討している人は、プログラミングスクールに通って失敗した人がどのような理由で失敗してしまったのを知っておくことが大切です。
今回は、プログラミングスクールのよくある失敗談や失敗しないための方法、プログラミングスクールのメリットについて解説します。
Table of Contents
プログラミングスクールのよくある失敗談5選
プログラミングスクールに通って失敗してしまった人の理由は数多くありますが、その中でもよくある失敗談を主に5つ解説します。
これからプログラミングスクールに通おうと考えている人は、失敗してしまわないためにもよくある失敗談を参考に対策してみてください。
- そもそもプログラミングが向いていなかった
- 学習時間を十分に確保できなかった
- 学習形式が自分に適していなかった
- 保証を受ける条件を見落としていた
そもそもプログラミングが向いていなかった
プログラミングスクールに通って失敗した原因の1つに、「そもそもプログラミングが向いていなかった」があります。
プログラミングにも当然、向き不向きがあるためプログラミングに向いていない人は、スクールに通っても成果を期待することが難しいです。
プログラミングに向いていない人の特徴は、主に以下の通りです。
- コツコツと学習することが苦手
- パソコンを使ったクリエイティブな作業が苦手
- 論理的に思考することが苦手
プログラミングに興味のある人で、以上の特徴に当てはまっている場合は、スクールに通うことを慎重に判断するようにしましょう。
学習時間を十分に確保できなかった
プログラミングスクールで十分に学習時間を確保できなかったことが原因で、失敗してしまったケースもあります。
プログラミングスキルを初心者が身に付ける場合、最適でも1,000時間は必要と言われているため、スクールのカリキュラムだけでは十分でないこともあります。
また、カリキュラムに加えて自分から積極的に学習する姿勢もスキル習得には大切になってくるため、積極的に学習して学習時間を確保しない人はスクールに通ってもスキルを十分に身に付けられないことが多いです。
そのため、スクールを検討している人は学習時間が十分に確保できる状態にあることを踏まえた上で検討しましょう。
学習形式が自分に適していなかった
プログラミングスクールの学習形式には、オンライン受講・集団受講・個別受講などさまざまな形式があり、人によって適している形式が異なります。
例えば、個別で徹底して指導してもらうことが適している人にとっては、集団受講では十分に内容を理解できない可能性があります。
また、仕事や生活リズムに応じて受講できるオンライン受講が適している場合もあるため、しっかりと自分が効率的に学習を進められる学習形式を提供しているスクールを選ぶことが大切です。
自分に適していない学習形式では、限られた期間で十分にスキルを身に付けられない可能性があるため、注意しましょう。
保証を受ける条件を見落としていた
プログラミングスクールの失敗談として「保証を受ける条件を見落としていた」という人も多くいます。
プログラミングスクールでは、転職保証や返金保証などの保証を打ち出しているところが多くありますが、保証を受けるためにはいくつか条件があるため、しっかりと理解しておくことが大切です。
例えば、転職保証の条件として多いものが「指定の転職先への就職」があります。
スクール側が指定する企業への転職のみ保証されているだけでその他の企業への転職保証はされていないため、ほとんど自力で転職活動を行う必要があります。
そのため、保証を目的にスクールに通う場合は、しっかりと保証を受けるための条件を確認しておくことが大切です。
卒業後に転職できなかった
プログラミングスクールのカリキュラムが修了した後に、転職先を見つけられなかった受講生は少なくありません。
独立や副業のために転職活動をしていない場合は問題ありませんが、転職が目的にスクールを受講した場合大きな問題の1つです。
スクール在籍中であればサポートやアドバイスを受けられるため、初めてでも転職できる確率が高くなりますが、卒業後であれば自力で行わなければいけないため、ハードルが高くなります。
そのため、転職を目的にスクールに通う場合は、しっかりと在籍中に転職活動を行い転職先を決めておくことが大切です。
プログラミングスクールで失敗しないための方法
プログラミングスクールで失敗しないためには、どのようなことを意識すればいいのか気になる人は多くいます。
これからプログラミングスクールに通う人や検討している人は、失敗しないための方法を理解した上で受講することが大切です。
ここでは、プログラミングスクールで失敗しないための方法を主に6つ解説します。
- 目的を明確にしておく
- 評判や口コミを確認しておく
- 事前にある程度学習しておく
- 能動的に学習する
- 利用規約やルールをしっかり確認しておく
目的を明確にしておく
目的に適したスクールを選ぶことで、失敗するリスクを抑えることが可能です。
例えば、初心者がプログラミングスキルを身に付けることを目的としている場合、「基礎から徹底して学習できるスクール」を探すことが大切になります。
また、中級者が転職や独立を目的としている場合は「実践的な内容やポートフォリオ制作ができるスクール」に限定してスクールを探すことができます。
これからプログラミングスクールに通おうと考えている場合は、闇雲に判断するのではなく自分の目的からスクールを選ぶようにしましょう。
評判や口コミを確認しておく
プログラミングスクールの評判や口コミは、そのスクールの内容を判断する上で大切な要素の1つです。
サポート体制やカリキュラム、講師の質などが充実しているスクールであれば多くの良い評判や口コミがありますが、反対に質の低いスクールの場合は評判や口コミが悪くなっている場合があります。
評判や口コミは、公式サイトやGoogleレビューなどから誰でも簡単に確認できるため、スクールを選ぶ際はしっかりと確認しておくことがおすすめです。
事前にある程度学習しておく
事前にある程度学習しておくこともプログラミングスクールで失敗しないための大切な方法の1つです。
スクールでは、初心者から基礎を学習してスキル習得を目指すこともできますが、完全初心者として受講するよりもある程度の知識を身に付けた状態で受講した方が理解が速く転職や副業にも繋がりやすくなります。
限られて期間の中でもスキル習得を目指したいのであれば、事前に学習してできるだけプログラミングに関する理解を深めておくことが大切です。
プログラミングスキルは学習サイトやアプリを使えば無料でも学習できるため、事前に予習しておくことをおすすめします。
能動的に学習する
プログラミングスクールを受講しているだけでは、十分にスキルを習得することが難しいため、能動的に学習する習慣を身に付けることが大切です。
特に、スクールのカリキュラムだけでは十分に学習時間が確保できない場合もあるため、スクール外でもスキマ時間や休日を使って受講内容の復習や予習をして理解を深めることが重要になります。
また、転職した際にもエンジニアとして常に最新情報の学習が必要になるため、しっかりと学習する癖をつけておくことがとても効果的です。
これからプログラミングスクールを受講する人は、自分から学習することを意識しておきましょう。
利用規約やルールをしっかり確認しておく
プログラミングスクールごとに設けられている利用規約やルールをしっかりと確認しておくことも、忘れずに行いましょう。
スクールによっては、転職保証や返金保証、サポートなどを受けられる条件や内容が異なっているため、誤解した状態で契約してしまう人も少なくありません。
例えば、転職保証を受けたい場合、ただ「転職保証」という言葉を確認するだけでなく保証を受けるための条件や保証の内容まで徹底して確認しておくことが大切です。
事前に条件や内容まで確認した上で契約すれば、受講後に思い違いをしてして後悔するなどのトラブルを防ぐことができます。
失敗談の多いプログラミングスクールに通うメリットもある!
プログラミングスクールの失敗談を聞いた人の中には、これから通うことに対して不安感を抱いてしまっている方もいると思います。
しかし、プログラミングスクールには通うメリットもいくつか存在しているため、これからスクールに通う人はメリットも知っておきましょう。
ここでは、プログラミングスクールに通うメリットを主に3つ解説します。
- モチベーションを保ちやすい
- 初心者からでもプログラミングスキルの習得ができる
- 希望の企業に転職できる
モチベーションを保ちやすい
プログラミングスクールはモチベーションを保ちやすい環境が整っています。
周囲に講師や受講生がおり開発環境や学習環境が整っているため、コツコツ学習することがあまり得意ではない人でも継続的にモチベーションを保つことが可能です。
独学での学習では、孤独感が強くなったりわからない部分を質問できずに挫折してしまうケースが多いため、挫折を防いで最後まで学習を進めたい人には、とてもおすすめになります。
初心者からでもプログラミングスキルの習得ができる
プログラミングスクールは、初心者からプログラミングスキルの習得ができるというメリットもあります。
初心者が独学から学習する場合、「どこから学習すればいいのか?」「どうやって学習すればいいのか?」など多くの疑問があり、なかなか効率的に学習を進められないことが多いです。
スクールであればプロの講師から決まったカリキュラムで段階的に学習できるため、基礎からしっかりと必要なスキルを身に付けられます。
さらに、初心者向けに基礎を徹底して学習できるカリキュラムを提供しているスクールもあるため、初心者からスキルを身に付けたい方は活用してみてください。
希望の企業に転職できる
希望の企業に転職できることもプログラミングスクールに通うメリットの1つです。
転職先が指定されているスクールや転職サポートが不十分なスクールも存在していますが、しっかりと転職サポートや充実しており転職先も豊富なスクールも数多く存在しています。
さらに、キャリアアドバイザーやエンジニアから転職活動のアドバイスやサポートを受けながら進められるスクールもあるため、希望している企業への転職を実現しやすい環境です。
そのため、スクールに通う際は転職についてのサポートや条件をしっかりと確認して決めることがおすすめです。
プログラミングスクールに入る前に失敗談から対策しておくことがおすすめ
プログラミングスクールのよくある失敗談や失敗しないための方法、メリットについて解説しました。
本記事で重要なことをまとめると以下の通りです。
- プログラミング自体向いていない人は失敗しやすい
- 目的を持って慎重にスクール選びをすれば失敗しにくくなる
- スクールに通うメリットも多いから通うことも検討してみることがおすすめ
プログラミングスクールに通った人の失敗談を聞くと、これから通うことが不安になってしまう人も少なくありませんが、しっかりと自分に適したスクール選びを行い目的を持って受講すれば高い効果を期待することが可能です。
これからプログラミングスクールに通うことを検討している人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。