
そんな疑問に回答します。
本記事を読むと以下のことがわかるようになります。
本記事でわかること
- 新人エンジニアだった当時の自分を褒める言葉
- 本当にきつい人は転職したらいいという話
本記事を書いている僕はこんな人です。
僕はこんな人
- 34歳
- 2009年新卒入社
- エンジニア歴10年以上
- フリーランスエンジニア歴5年以上
毎年4月になると多くの発信者が『新入社員に向けて』といった内容で発信をしています。
社会人の先輩から先人の知恵をいただいて、自分の今後に活かそうというバイタリティ溢れる人たちからしたらうれしい情報もあるかもしれません。
- 読書をしなさい
- たくさん失敗しなさい
- 経験を積みなさい
言いたいことはわかるしとても大切なことなんですが、ぶっちゃけ自分事になかなかならなかったりします。
どこの誰かもよくわからない他人の言葉に耳を傾けるなんて難しいですよね。
基本ひねくれものの僕はそんな素直な心を持ち合わせていませんので(笑)、上から目線で「こうしなさい」という話は置いておいて、当時の自分の「こういうところが良かった!」という話をしようと思います。
誰の参考になるかもわかりませんが、少しでも気になるという奇特な方はよかったらお付き合いくださいませ。
ポイント
目次
新人エンジニアだった当時の自分を褒め称えます【悩んでも問題なし】

1.就職と同時に状況を決めたこと
まず最初に褒めたいのは「就職と同時に状況を決めたこと」です。
僕は茨城県のド田舎出身で、大学で福島県に行き、就職のタイミングで東京に来ています。
東京に憧れがある人って多いと思いますが、そういう人はたいてい大学生から東京に行くという選択をしています。
東京のキャンパスライフを楽しみ、そのまま東京で就職したり地元に戻ったりっていうのがよく聞くパターンです。
僕みたいに大学まで地方で過ごした人は、多くが地元に戻るパターンを選びます。
「大都会東京なんて何が起こるかわからないから行ってられるか!」といったところなのでしょう。
気持ちはわかりますが僕は違いました。
東京に憧れはあったものの、大学生から東京に行くのは正直ビビったんです(笑)
ただでさえ初めての一人暮らしで新しい環境に飛び込む状況なのに、それに加えて大都会東京の刺激も同時に浴びて耐えられるほどの耐性が当時の僕には無かったんです。
「いや、そこはなんとかなるよ」と今なら思いますが、まぁ仕方ありません。
そんなこんなで就職と同時に上京を決めたわけなのですが、これは本当にやってよかったです。
地方移住が最近のトレンドになっていて地方への関心が高まっているのはわかりますが、とはいえやっぱり一度は東京など栄えている都市で住んでみる経験をすべきだと僕は思います。
当たり前ですが人は多いし、あらゆるインフラも田舎と比べると段違いに整っています。
刺激も多いですし、今後仮に田舎に移住するとしてもこの経験はやっていて良かったと間違いなく思うでしょう。
唯一の難点は、心なしか鼻毛の伸びるスピードが早くなった気がするくらいです(笑)
2.同期との距離感
2点目は「同期との距離感」です。
僕が入社した会社は当時東証一部上場しており(今はグループ会社になったのもあり未上場になったはず)、同期が約100人ほどいました。
猛烈に多いわけでもなければ中小企業というほど少なくもない、”中の上”くらいのポジションにいる企業だったと思います。
そんな中の上企業の同期100人全員で約1か月間全体研修、そのうちエンジニア60人ほどがプログラミング研修約2か月間受けるという流れでした。
大学卒業して間もなく研修してるだけで20万円もの大金をもらえるという感じだったので、大学の延長みたいな感じでかなり楽しんでいたのを覚えています。
遊ぶ友達もいるし、お金ももらえるし、研修って最高じゃん!
こんなことを思っていたのは僕だけではないはず。
独身寮に入っていて近くに住んでいる同期も多かったので、週末もいっしょに遊びに行ったりしたのがいい思い出です。
社会人になったら友達は減る一方だと思っていたので、良い意味で期待を裏切られて幸先のいい東京生活でした。
こんな感じの距離感で同期を付き合いができたのは、当時の自分をかなり褒めてあげたいものです。
3.先輩社員との距離感
3点目は「先輩社員との距離感」です。
1年目のころというのは、社会人としても、エンジニアとしてもまだまだ半人前です。
(今が一人前になってるかというとなんともいえないのですが・・・)
自分を成長させるためにも、既にたくさんの経験を積んでいる先輩社員からは吸収することがたくさんです。
んで、逆の立場になって思うのですがどうせ何かを教えるなら可愛げのある後輩のほうが教えたくなるんです。
いくら優秀でも無愛想なタイプの人よりも、不器用で容量も悪いけど愛想がいいタイプだったら、後者に力を貸したくなります。
僕も本来はそんなに愛想の良いほうではないのですが、先輩付き合いでいうとなかなかいい感じに立ち振る舞っていたなと振り返ってみても感じます。
おべっかをしたりする必要はないのですが、”ほどよく”頼ってみたり”ほどよく”先輩を立てるようにするのが良かったかなと。
この”ほどよく”っていうさじ加減がなかなか難しかったりするのですが、そこには正解はないので試行錯誤するしかありませんです。
4.社外の友人との付き合い
4点目は「社外の友人との付き合い」です。
同期、先輩社員との関係性も大事ですが、家と会社の往復だけの人生だとどこかで頭打ちが来てしまいます。
残業続きで平日は疲れて寝るだけとか、たまの休日もずっと家にこもったりするというのは、個人的にはおすすめしません。
僕自身は同期に誘われたのがきっかけではありますが、社外の友人と遊ぶことが多くなりました。
これは本当にやっていて良かったと痛感してます。
同じ会社で同じ仕事をしていると、どうしても同じような考え方・価値観に染まってきます。
それはそれで悪いことではないのですが、代わり映えのない日々だけでは老けるのも早くなりそうですよね。
異業種交流会みたいなものとか、友達の友達と繋がる機会を若いうちに経験しておいた自分ナイスです。
世の中には変な人も少なくないのでなんでもかんでも外に出りゃいいとは思いません。
悪質な勧誘とか詐欺に引っかかるリスクも増えますからね。
とはいえ、それを恐れてなにもしないというのもけっこう問題です。
「人見知りなんですよね」という人も、だまされたと思ってすこしだけ社外の出会いに目を向けてみてはいかがでしょうか。
5.メンタルの安定感
5点目は「メンタルの安定感」です。
僕の良いところは、良くも悪くも安定してることだと思ってます。
ちょっとやそっと悪いことがあったとしても、正直全然覚えてないんです。
切り替えが早いというか、変に引きずらないというか、そんなところがあるので客観的に見てもメンタルが常に安定してます。
最近では気にし過ぎてしまうHSPみたいな症状が一般的にも認知されるようになりましたが、僕は完全に逆HSPですね(笑)
気にしなさすぎる病です。
これによって、本当であれば落ち込んで寝込んでしまうようなことも時間が経てばケロッと何もなかったかのようにしています。
気にしなさすぎもどうかとは思いますが、もし自分は気にし過ぎるタイプだという人は見習ってもいいですよ(笑)
本当にきつかったら転職したらいいのだ
『新人エンジニアだった当時の自分を褒め称えます』というテーマで話を進めてきましたが、今振り返ってもうまいこと立ち回ってきたなと思います。
反省すべきこととかやらなければよかったこととか、挙げろと言われればあるんでしょうけど、それも含めて今の自分が作られてると思うのと全部が必要な経験だったということなのでしょう。
それでも、本当に、本当に、本当にきついって人もいるかもしれません。
がんばりすぎるとその反動で落ち込む経験も増えたりしますよね。
そんな人は時には力を抜いて、適当に過ごしてみるなんてことも必要だと思います。
何をしてもへこたれないメンタル超人ならまだしも、僕含めて多くの人は普通に傷つきやすいただの人間です。
今の会社が辛かったら転職したらいいんですよ。
新しい技術学んだら見える世界も変わるかもしれません。
無理して体壊したり、無理して気力を無くしてしまったら元も子もないですから。
たしかに転職って面倒な手続きも多いし後回しにしてしまいたくなります。
ただ、残りの人生を考えたら、今少しだけ頑張っておいた方がいいこともあります。
「疲弊してるな」「すり減ってるな」と思う方は、自分に選択肢を与えるといいかもしれません。
おわりに【仕事のための人生にならないようにしよう】
日本人は特に自分のダメなところを直そう気質が染みついています。
そりゃあダメなところなんて探し出したらキリがありません。
悪いところを改善しつつですが、良いところを伸ばす方向に力を注いだ方がよっぽど楽になります。
エンジニア1年目だった当時の自分の褒め褒めポイント、振り返ってみるとけっこうありました。
まさに今新入社員として四苦八苦してる人、そんな時代はとっくの昔に過ぎ去った人、どちらの方にも何か参考になっていればうれしい限りです。
本記事は以上となります。
ポイント